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歯科医院内のその壁、情報の“洪水状態”になっていませんか?



先日、ある医院を訪れたときのこと。

ふと待合室の壁を見て、思わず立ち止まってしまいました。


壁一面、びっしりと張り紙。


診察の流れ、感染対策、お願い事項、スタッフからのお知らせ……などなどどれも大事な内容で、伝えたい気持ちはすごくわかる。だけど、それが「情報の洪水」のようになっていて、何ひとつ目に入ってこなかったのです。


そう、「伝えているはずなのに、伝わらない」という現象。

これ、よくあることかもしれません。

 

張り紙が増えれば増えるほど、人は自然と「見ない」選択をするようになります。


「たくさんの中のひとつ」は、埋もれてしまうから。

伝えたいことが伝わらないとき、それは「見ていない側」の問題ではなくて、「伝え方」が時代や場に合っていないのかもしれません。

 

これからの医院の情報伝達には、こんな工夫もおすすめです


  • 大事なことほど、シンプルに

  • 目立つ形で

  • 動画や画像で見せる工夫

  • 一度貼ったら終わりじゃなく、張り替えたり季節感を取り入れる

  • 「スタッフや患者さんがどう感じるか」を基準に、設計しなおしてみる

 

張り紙で壁が埋まってしまったら、それは「伝えたいことが多い」証拠でもあるけれど、同時に「届きにくくなっている」サインでもあります。


“情報の洪水”の中で、本当に届けたいメッセージは、ちゃんと流れついていますか?

 

「伝えること」と、「伝わること」この違いに気づけるかどうかが、院内の空気や人との関わり方を、少しずつ変えていく鍵になるのかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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