歯科医院内のその壁、情報の“洪水状態”になっていませんか?
- 華衣 瀬沼
- 5月24日
- 読了時間: 2分

先日、ある医院を訪れたときのこと。
ふと待合室の壁を見て、思わず立ち止まってしまいました。
壁一面、びっしりと張り紙。
診察の流れ、感染対策、お願い事項、スタッフからのお知らせ……などなどどれも大事な内容で、伝えたい気持ちはすごくわかる。だけど、それが「情報の洪水」のようになっていて、何ひとつ目に入ってこなかったのです。
そう、「伝えているはずなのに、伝わらない」という現象。
これ、よくあることかもしれません。
張り紙が増えれば増えるほど、人は自然と「見ない」選択をするようになります。
「たくさんの中のひとつ」は、埋もれてしまうから。
伝えたいことが伝わらないとき、それは「見ていない側」の問題ではなくて、「伝え方」が時代や場に合っていないのかもしれません。
これからの医院の情報伝達には、こんな工夫もおすすめです
大事なことほど、シンプルに
目立つ形で
動画や画像で見せる工夫
一度貼ったら終わりじゃなく、張り替えたり季節感を取り入れる
「スタッフや患者さんがどう感じるか」を基準に、設計しなおしてみる
張り紙で壁が埋まってしまったら、それは「伝えたいことが多い」証拠でもあるけれど、同時に「届きにくくなっている」サインでもあります。
“情報の洪水”の中で、本当に届けたいメッセージは、ちゃんと流れついていますか?
「伝えること」と、「伝わること」この違いに気づけるかどうかが、院内の空気や人との関わり方を、少しずつ変えていく鍵になるのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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