top of page

「シャンパンタワーの法則」初めに満たすのは自分?

ree

こんにちは。

harmoniaの佐藤京子です。


「まず自分を満たすことが大切」そんな言葉と一緒に語られることの多い「シャンパンタワーの法則」。


一番上のグラス(=自分)にシャンパンを注ぐと、溢れた分が下に流れていく。だからまず、自分が満たされていることが何より大切だ、という考え方です。


とても理にかなっていて、多くの方が納得されるものだと思います。

けれども私は、もう少し別の見方もあるのではないかと感じています。


現実の人間関係やチームづくりは、もっと相互的で、循環的ではないでしょうか。


一方向に与えるだけではなく、与えたり、受け取ったり、支えたり、支えられたり──

その往復のなかで、お互いが自然と整っていく。そんなふうに私は感じています。


たとえばスタッフに声をかけたとき、自分の想像以上に相手が反応してくれて、こちらの気持ちが軽くなる。そんな瞬間があると、「自分が満たされてから与える」だけでは語りきれない関係性があることに気づかされます。


医院という現場は、毎日が忙しく、時に「まず自分を整える」ことすら難しい日もあるかと思います。


でも、そんなときこそ、周囲とのつながりややりとりのなかで、ふと自分が満たされることもあるのではないでしょうか。


上から下へと一方的に注ぐ「タワー型」ではなく、人と人との間に生まれる「循環」や「ネットワーク」のようなものそうした関係性を大切にする視点が、スタッフとの信頼関係や、院内の空気感にも、じわじわとよい影響を与えていくと私は感じています。


「まず自分が…」と気負わず、今この瞬間のつながりのなかに目を向けてみる。


それだけでも、医院全体の雰囲気が少しずつ変わっていくかもしれません。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

コメント


bottom of page