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【「仕組み化」と「ルール化」②】〜「仕組み化」と「ルール化」を分けて考える〜

こんにちは。harmoniaの佐藤京子です。


前回、「仕組み化とルール化の混同が、現場の混乱につながっていることがある」というお話をしました。

では、この2つは具体的にどう違い、どんなふうに力を発揮するのでしょうか。


「仕組み化」とは、「誰がやっても、同じように進むような工夫」のことです。


たとえば・・・


  • 新患対応の流れをフローチャートにしてある

  • 器具準備の手順がチェックリストになっていて、経験年数に関係なく迷わない

  • ミーティングや申し送りの進め方に一定の「型」がある


仕組みがあると、「人によって違う」が減っていきます。属人性を減らし、安心して仕事を進められる土台になるのです。


一方の「ルール化」は、「判断や対応に迷わないための、共通の基準づくり」です。


たとえば・・・


  • 言葉遣いで避けたい表現をリスト化しておく

  • キャンセル対応の判断基準をチームで確認する

  • 報連相の手段やタイミングをそろえておく


これは、判断や価値観のズレを防ぐための「ことばの橋」とも言えるかもしれません。

ただし、ルールが多すぎたり、伝え方が一方的だったりすると、


「なんだか窮屈」

「考えなくてもいいや」


といった、主体性の低下を生んでしまうこともあります。


次回は「ルールって本当は何のためにあるのか?」を、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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