【「仕組み化」と「ルール化」②】〜「仕組み化」と「ルール化」を分けて考える〜
- 華衣 瀬沼
- 6月10日
- 読了時間: 2分

こんにちは。harmoniaの佐藤京子です。
前回、「仕組み化とルール化の混同が、現場の混乱につながっていることがある」というお話をしました。
では、この2つは具体的にどう違い、どんなふうに力を発揮するのでしょうか。
「仕組み化」とは、「誰がやっても、同じように進むような工夫」のことです。
たとえば・・・
新患対応の流れをフローチャートにしてある
器具準備の手順がチェックリストになっていて、経験年数に関係なく迷わない
ミーティングや申し送りの進め方に一定の「型」がある
仕組みがあると、「人によって違う」が減っていきます。属人性を減らし、安心して仕事を進められる土台になるのです。
一方の「ルール化」は、「判断や対応に迷わないための、共通の基準づくり」です。
たとえば・・・
言葉遣いで避けたい表現をリスト化しておく
キャンセル対応の判断基準をチームで確認する
報連相の手段やタイミングをそろえておく
これは、判断や価値観のズレを防ぐための「ことばの橋」とも言えるかもしれません。
ただし、ルールが多すぎたり、伝え方が一方的だったりすると、
「なんだか窮屈」
「考えなくてもいいや」
といった、主体性の低下を生んでしまうこともあります。
次回は「ルールって本当は何のためにあるのか?」を、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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